人口減少に転じた日本経済は今、転機を迎えています。短期的には円安と雇用増加で短期的には景気は回復しても、国内マーケットの成長を前提とした長期の経済成長には限界があります。そこで重要なのは海外マーケット育成への長期的な取り組みです。
日本の技術やノウハウを下支えしているのは多くの中小企業。そして新たな技術やノウハウを生み出すベンチャー企業です。
今こそ、中小企業・ベンチャー企業が、海外にビジネスで貢献することを通じて成長し、新たな経済成長の担い手となるべきときです。
出縄&カンパニーのミッションは中小企業の成長を支えるインフラづくりにあります。
2013年にスタートした「グローバル経営人倶楽部」。グローバルな視点で活躍する経営幹部を育てることを目的に経営勉強会と交流会を毎月開催し、多くの成長意欲ある経営者・経営幹部が集っています。
2014年にはクラウドファンディング等、新たな財務戦略を研究する「ファイナンス支援実務研究会」を開設。対象は公認会計士や金融機関の財務専門家です。
ベンチャー企業51社が凌ぎを削ったビジネスコンテストYOAKE2014。当社が企画運営を担い、グランプリ大会のプレゼンテーションは2015年3月に東京証券取引所で開催しました。
これらの活動を通じて、当社の周囲にはベンチャー企業・中小企業の成長を支援する枠組みが整って参りました。
2015年5月に施行される改正金融商品取引法によって制度化される投資型クラウドファンディング。日本証券業協会と第二種金融商品取引業協会の新規則も施行され、日本のクラウドファンディングが大きく前進しました。
出縄&カンパニーでは、これを機に新たにDANベンチャーキャピタル㈱を設立。VCファンドにクラウドファンディングを組み合わせたユニークな資金調達支援を行って参ります。
私が創業したディー・ブレイン証券(現:日本クラウド証券)は、株式型クラウドファンディングの草分けともいえるグリーンシート制度を使ったエクイティファイナンスをリードして参りました。
グリーンシートを利用した企業は140社に上り、そのうち17社が証券取引所に上場しています。またディー・ブレイン・キャピタルが組成した「インターネット成長未公開企業ファンド投資事業有限責任組合」では、金商法による規制前に700名の個人投資家から10億円を集めた小口のVCファンドの募集に日本で初めて成功。常に時代を先取りする画期的な金融スキームにより社会に「価値ある事業の成長支援」を行って参りました。
出縄&カンパニーは、ディー・ブレイン・グループのコンセプトを引継ぎ、世界に貢献する中小企業・ベンチャー企業の、資金調達インフラのイノベーションに挑戦し続けます。
2015年5月吉日
株式会社出縄&カンパニー
代表取締役/公認会計士 出縄 良人